IZOKEEの圧着ペンチでXHコネクタとPHコネクタを作る方法
XHコネクタとPHコネクタを作成する為に、Amazonでコスパが良いと思われるIZOKEEの圧着ペンチを購入したのですが、こちらは同時圧着ペンチという被服と心線を一回で圧着可能なもので、初見では何をどうすれば良いか解りにくかったので使い方を紹介します。
IZOKEEの圧着ペンチでXHコネクタを作る方法
電線は直径1.2mmの物を使用します。
- 被覆を適当に剥きます。ワイヤストリッパーがあれば使用します。ワイヤストリッパーが無ければカッターで慎重に剥きます。切り口が直角になるようにします。剥き終わったら芯線を軽く指でねじってまとまりを出します。
適当に被服を剥く。被服の切り口は直角になるように。 |
- 剥き出しになる芯線の長さがピッタリ3mmになるように慎重にカットします。(3.0mm〜2.8mm位までの間なら許容できると思います)
カットが終わったら芯線を軽く指でねじってまとまりを出します。
心線は3mm露出するように正確にカット |
- XHコンタクトに電線を当てて、被覆と電線を圧着するのに問題無い長さ、形状である事を確認します。この時、電線を完全に奥まで当てます。(被服圧着部と心線圧着部が分からない場合は、7番目の圧着完了後の画像を先に確認してください)
電線を奥まで当てて形状を確認 |
- XHコンタクトを圧着ペンチの先端から2番目にセットします。圧着ペンチは被覆圧着部と芯線圧着部で完全に閉じたときの隙間のサイズが異なり、被覆圧着部のほうがより大きく隙間ができるようになっています。その為、圧着ペンチの被覆圧着部と芯線圧着部で段差があるのですが、その段差の壁にXHコンタクトの被覆圧着金具が当たるようにセットします。ピンセットを使うと楽かもしれません。
XHコンタクトをセット。段差の壁に被服圧着金具をひっかける。 |
- 圧着ペンチでXHコンタクトの先端の返しの部分を潰さない位置にある事を確認しながら、XHコンタクトを軽く挟む位置まで握り込みます。
XHコンタクトを軽く挟む位置まで握る。返しの部分はギリギリ挟まれないはず。 |
XHコネクタは以下のものを使用しました。
IZOKEEの圧着ペンチでPHコネクタを作る方法
電線は直径1mm程度の物が向いていると思いますが、私の手元に無いので今回は直径1.2mmの物を使用します。直径1.2mmの電線でも太い心線が沢山入っている場合はやや難しく、そうでない場合は特に問題なく作れます。
- 被覆を適当に剥きます。ワイヤストリッパーがあれば使用します。ワイヤストリッパーが無ければカッターで慎重に剥きます。切り口が直角になるようにします。剥き終わったら芯線を軽く指でねじってまとまりを出します。
適当に被服を剥く。被服の切り口は直角になるように。 |
- PHコンタクトに電線を当てて、被覆と電線を圧着するのに問題無い長さ、形状である事を確認します。この時、芯線がPHコンタクトの先端からはみ出さない位置まで奥まで完全に差し込みます。(被服圧着部と心線圧着部が分からない場合は、7番目の圧着完了後の画像を先に確認してください)
形状確認。この時、心線を奥まで突っ込み、PHコンタクトの先端からギリギリはみ出ない位置で止める。 |
- PHコンタクトを圧着ペンチの先端の1番目にセットします。圧着ペンチは被覆圧着部と芯線圧着部で完全に閉じたときの隙間のサイズが異なり、被覆圧着部のほうがより大きく隙間ができるようになっています。その為、圧着ペンチの被覆圧着部と芯線圧着部で段差があるのですが、その段差の壁にPHコンタクトの被覆圧着金具が当たるようにセットします。ピンセットを使うと楽かもしれません。
PHコンタクトをセット。段差の壁に被服圧着金具をひっかける。 |
- 圧着ペンチでPHコンタクトの先端の返しの部分を潰さない位置にある事を確認しながら、PHコンタクトを軽く挟む位置まで握り込みます。
PHコンタクトを軽く挟む位置まで握る。返しの部分はギリギリ挟まれないはず。 |
- 電線を芯線が飛び出ない位置まで奥まで差し込み、圧着ペンチを完全に握り込みます。
画像からは分かりにくいが、後ろから電線を挿入している。電線は心線がPHコンタクトの先端からはみ出さないギリギリの位置まで挿入する。その後、完全に圧着ペンチを握り込む。 |
PHコネクタは以下のものを使用しました。
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